私、熟年離婚しました。年金分割しました。が、、後悔しています。
離婚したこと自体ではありません。
離婚への道のりと年金分割、何に後悔しているのか、、、お話します。
今、離婚を考えている女性のお役に立てば、嬉しいです。
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10年以上前から離婚したかった
「離婚原因は?」と聞かれると、私は「モラハラ夫」と答えます。元夫はたぶん「性格が嫌い」と言うでしょう。
どちらかが不倫したとか、事件を起こしたとかは、ないです。
ここで具体的な理由を書いても、「一方のいうことばかり」になりますのでやめておきますが。
10年以上前からお互いに離婚したい状況でした。
夫は7年程前から実家へ帰り、自分の両親の家で生活していました。
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熟年離婚への険しい道のり
仕事は元公務員。車はヒクくらいの高級車に乗ってます。(これは昔から。数年毎に高級車の中古を乗り換えていました。)
だいぶ前に勝手に離婚届を勝手に書き、私に渡しました。
お金のことや、家のこと、年金分割とか話もしていない時に。
「別れたいから別れる。お前には何も渡す気も必要もない」と。
もちろん私は、「それでは困るので、話し合おう」と言いましたが、「嫌いなので話したくない」と話そうとしませんでした。
メール(ラインは知らないし、子供に聞くのも子供が困るだろうし、、、)で連絡しても
返事はないし。
時々、夫の実家に行き(行きにくいのに)話をしようとしましたが、あからさまに嫌な顔をして、「何もやらない」と話すか、無視でした。
「嫌いなら早く話をつけて早く別れよう」と言っても、「自分の稼いだ金、自分がローンを支払った家、公的年金、個人年金、何もやらない」とのこと。
「一般的にそれは通らない。私は非常識なことは言ってない。調べたり、人に聞いたりしてみて。」とも言いましたが、そういうこともしていないようでした。
夫婦である間の貯金や個人年金等は通常半分権利があります。一般的に権利のあるお金を請求すれば少なくとも数百万円、近い将来(その時はまだ)の退職金も入れればもっとになるのは分かっていましたが、こんな夫ですので、もともとあまり請求しませんでした。少し(実際権利のあるお金より少し)のお金と家を欲しいと言いましたが、それも嫌だと言い続けていました。
(ずっと以前、隣県の弁護士に相談(1時間の無料相談)に言ったら、私の請求が少ないので驚かれました。)
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熟年離婚と退職金
元夫は公務員で昨年定年で、退職金が入りましたが、私には1円も分与はありませんでした。
退職金が欲しくて長引かせたのではありません。
(退職前に離婚しても、退職金の分与を請求できるのも知っていましたので。)
婚姻期間のうちの半分は請求できるのですが、私は、早く離婚したかったので、少な目な額を
請求していました。
それでも「1円もやらない」とのことで、年月ばかりが経過するので、もう退職金はあきらめました。
この件で弁護士を立てても、元夫が拒否するのは分かっていました。
子供のために裁判は避けたかったので、退職金は あきらめました。
熟年離婚と年金分割
退職金はあきらめたので、年金は分割してもらわないと、、と粘りましたが、
通常は婚姻期間のお互いの年金を50%にします。(すべてではなく、一部。)
結果として「収入の多い方が収入の少ない方にやる」ことになるのです。
何度説明しても「自分の年金を半分私に取られる」という考え方しかできず、なかなか、話が進みませんでした。
やっと 「40%なら、よい」と言われ、離婚しました。
しかし、離婚後、あることがわかりました。
熟年離婚と年金 共済と厚生年金
報酬比例部分は 厚生年金は私の生まれ年の女性は62歳からもらえるのですが、共済年金は64歳からしかもらえないのです。「公務員は男女差がない」という考え方だと、担当の人に言われました。
びっくりでした。62歳から、報酬比例部分を自分の分と共済とをもらえると思っていたので、、、。
専業主婦の期間が長い私は、厚生年金の報酬比例はほんの少ししかないのです。
共済の分の報酬比例部分は64歳からしか受給できません。
年齢により、年金の事情は違います。離婚前に、よくよく調べてくださいね。
熟年離婚を考えている方へ 後悔しないために
というわけで、私は、本当に後悔しています。
こんなことなら、元夫が生活費を少ししかくれなくなって、私の実家に借りたお金を離婚前に夫に請求すればよかった。
「子供のために醜い争いを法廷でしない方がいい」と思い、何もしなかったことを後悔しています。
お互いに弁護士を立てて(元夫は嫌がるけど)弁護士同志で話し合って、法廷まで行かないでも済む場合もあったのに、、。
とにかく、早く離婚したかったので。
しくじりました。
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私は離婚して、今、生活は楽しいです。
が、お金がありません。子供に頼るのは、ギリ、がんばっています。
子供に嫌な思いをさせたくなくて、醜い争いをしませんでしたが、結局、私が生活に困ると
子供に頼るしかありません。
30年以上も加入してきた個人年金等も、あきらめて離婚しました。
私みたいにならないでくださいね。
離婚前に、戦ってくださいね。
離婚に関する書籍を購入する前に
このページにも 離婚に関する本を載せていますが、本を買うときに
できるだけ新しい本を買ってくださいね。
世の中のいろんな事情が変わってくる場合がありますので。
昔の情報を大事な事の参考にしないでくださいね。
ここに掲載している本は、現時点(2022年)で、2年以内の物ですが、時が経てば古くなりますので
購入前によく見てくださいね。
では、このページを読んでくださった方が幸せになれますように、、。
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